採血のご褒美

子供の頃、血液に異常があったらしく、頻繁に採血検査に通っていました。子供でしたので、とにかく注射が嫌で仕方ありませんでした。私は血管が細いようで、看護師さんが四苦八苦して血管を見つけている時間がやたら長く感じられました。ようやく見つけても、血管が細すぎて十分な量が採れず、何度も注射針を抜いたり差したり、本当に嫌な時間でした。しかし、だからと言って注射は嫌だと駄々をこねたことはありませんでした。なぜなら、注射が終わったら母がご褒美にジュースやアイス、お菓子を買ってくれたからです。あまりお菓子を食べることを良しとしない考えの母でしたから、めったに甘いものをくれませんでした。ですので、病院に行く日だけはお菓子が食べられると思うと、むしろ病院に行くまでは機嫌がよかったぐらいです。実際採血検査をしている間は嫌でたまりませんでしたが…。大人になるにつれ、血液状態が正常になり、今では採血検査には行っていません。年に一度会社の健康診断で受けるぐらいです。その時は必ず、子供の頃を懐かしみながら病院の売店でお菓子を買ってしまいます。このあいだ採血をしてくれた看護師さんは転職を考えると言っていました。フィールドナースの求人を探しいているそうです。無事に転職できるといいですね。